4/22 All Tomorrow's Parties UK | Hackney's Wicked!

4/22 All Tomorrow's Parties UK

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電車に見事に乗り間違えて、2時間半で着くところを約4時間かけて行く。
車窓からはウサギ、キツネ、鳥、羊、牛、ヤギ等々のんびり昼寝したり、放牧されている姿が。途中の海も久々にみたのでちょっとういれしくなった。
場所はRye駅からタクシーで10分程。駅前でタクシーをシェアしてあっさり到着。PRESSとは名ばかりで、チケット代も同じ金額、泊まる場所も入口には近いが、会場からは一番遠いエリア。インターネットも使える場所は皆無。これにはかなり困った。ただ、PRESS PASSはもらえる。これは一応写真撮影可のエリアで使用可能。
しっかし緩い。会場もスタッフもタイムテーブルも緩い。 これもいい感じ。

今回のキュレーターはVINCENT GALLO。彼らしく今回は全体を通してオルタナティヴ・ロック色が強いセレクトだった。泊まったシャレーのTVが壊れてて、ATP TVはいくら探してもチャンネルが見つからなかったが、VG TVチャンネルはキューブリック特集かといった内容。

YUKA HONDAは丁度ついた時間で会場に観に行ったけどもう終わってた。CIBO MATTOは好きだったのでちょっと残念。
この日一発目は I AM KLOOT。ビンセントが好きそうな音の3ピースのバンド。結構良かった。
JON SPENCER BLUES EXPLOSIONは思いの外早い時間帯。この時期、夕方19時過ぎだとこちらはまだ外は明るい。しかし、彼らのライティングは真っ赤!JON SPENCERは相変わらず伊達男っぷりを発揮。さすがライブ慣れしているだけあって、でエキサイティングしながらも1時間ちょっとという時間でうまくまとまっててよかった。
MERZBOWはまさにこの世のモノとは思えない。地獄の門でも開けるとあんな音でもするのかって言うようなすっごい音鳴らしている。唯一無比の世界観は素晴らしい。ずっと聞いているとぐーっと引き込まれる。皆引き込まれているんだけど、最前列にすっごい早さでガンガン踊る青年には目を奪われた。いやー、すごいよ君。
AFRIRAMPOは日本人の2人組ガールズバンド。担当のIさんにも木曜日に会って、ここでも再会。実はかなり期待していたが…やりたいことに技術が追いついていない感じ。あと、いかにも大阪って感じのベタさが思いの外キツかった。キーンキンとマイクがしょちゅう鳴る度に凹み、叫び声で引き、残念ながら楽しめず。ドンドン、ピカなんてフレーズでドリフの雷様コントを思い出す。
今の私にはちょっと理解できないので数年後にもう一度聴いてみようと思う。しかし、開催期間中、何度メンバーと間違われた事か…。
この日のヘッドライナーはPEACHES。liveを観るのは初めてだったけど、いやはや、すごかった。「おなか空いた!なにか食べ物ちょうだい!」とMCすればステージにスナックやらキャンディーなど食べ物が投げ入れられ、裏からは用意されてたマスカットの房が運ばれてくる。それらをむしゃぶりつくように食べ、残りを観客に投げつける。 気づいたら衣装を脱ぎだし、ステージ上で衣装換え。スクリーンが出て来たかと思えば上半身裸のマッチョな男性(誰だったんだろ)の映像。交互に罵声を浴びせるようなリリックの掛け合いが面白かった。
オーディエンスもがんがんノってて最高潮。なにしろモッシュがすごい!最前列の女の子何人かはステージに引っ張られ彼女と一緒に踊ったり歌ったり叫んだり。勿論、'Fuck The Pain Away'もやった。凄かった!まさにビッチ!やりたい放題!かっこいい!!!ライブはエンターテインメントだなと、しみじみ思った。
ちょっと休んでベルセバのDJを観に行こうと思っていたが、結局力尽きて2:30に就寝。3日目もあるようだし、ま、いっか。 既にここのペースになじんで緩くなっている自分。

そういえば、今までATPにこんなにも日本人アーティストが出演したことってないのではないだろうか?