4/24 All Tomorrow's Parties UK | Hackney's Wicked!

4/24 All Tomorrow's Parties UK

atp0424



3日目。
外ではバーベキューをするグループ、カモメにえさをあげる人、芝生でサッカーをする人達。小さなレーベルがレコードを売っていたりと、本当にアットホームで緩い。

THE TINTS。3ピースのガールズ'ポップ・ロック'バンドといったところか。初々しく、しかも皆かわいくて観客(特に男性)もつい笑顔がこぼれている。ステージ前のプレス・スペースには珍しいことにビンセントとショーンの姿も。まだ17歳とのことだがこれから結構期待できそう。
ビンセントは新人選びに関してはかなりいい趣味していると思う。

この日のサブ・ステージのトリはPREFUSE73
今回はメンバーがスコット・ヘレンを入れて5人。前にFUJI ROCK FESTIVAL 03で一緒に来日した友達と、昨年のsonar 04で一緒にプレイしてたという友達も参加していた。
ドラムをプレイしたかと思えば機材をいじったりと、一人ステージをせわしなく移動するスコット・ヘレン。ライブ中も終始回りのメンバーを気にしていて、アイコンタクトをとったり、笑顔を返していたりした姿を観て、彼も成長しているんだと、ちょっと安心した。前はもっと神経質だったように思える。ニュー・アルバムをリリース後のツアーで場数をこなしたからか、友達と一緒にバンドを組んでツアー回ったからか、とても楽しんでいるように見えた。 ライブもかなり気合いも入っていたし、とてもいい感じ。この日初めて彼のガッツ・ポーズしている姿を見たかもしれない。
ライブ後に偶然再会し少しだけ話しをしたが、今日のライブの出来はとても満足した様子で終始笑顔だった。sonarの時も感じたけど、おそらくこれが普段の彼の姿なんだろう。

メインステージのヘッドライナーはYOKO ONO
バンドメンバーはショーン・レノン/ギター、ビンセント・ギャロ/ベース、ホンダ・ユカ/キーボード
最初破れたスクリーンからメンバーが手やら足やら出してそこからオノ・ヨーコが登場。最初のパフォーマンスまではまだよかった。しかし…。あの声は正直かなりキツかった。奇声か叫び声にしか聞こえない…'前衛的'といえばそうかもしれない。しかし、彼女がクリエイティヴだったのは既に過去の事のように思えた。
数年前に横浜でやっていたビエンナーレで出品されてたインスタレーションの作品はとてもよかったのに。音楽やらない方がいいのではないだろうか。しかし、10枚もアルバム出していたなんてここに来ている人で一体どのくらいの人達が知っていたのだろうか。
このパーティーのヘッドライナーとしては明らかに力量不足。正直知名度だけのように思えた。