4/23 All Tomorrow's Parties UK | Hackney's Wicked!

4/23 All Tomorrow's Parties UK

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昼過ぎに歩いてすぐの海辺に行く。遠浅の砂浜でかなりの広い砂浜が延々と続いている。日本にはこれほど広い海辺はないそうだ。これなら野外でのパーティーも気軽に出来るだろう。こうやって会場からちょっと歩けば海に来れるという環境もいい。

AUTOLUXからスタート。ギター、ベース、ドラムの3ピースバンド。ヴォーカルはギターを弾いている男の子だったけど、ドラムの女の子が歌歌ったりもしていた。オルタナティヴなグルーブが個人的にはハマった。

MONEY MAEK+KID KOALAこの組み合わせは初めて見たけど、実は98年から一緒にやっているそうだ。Many Markのサポートと言われても否めなかったが、2人の息もぴったり、なごやかで雰囲気もとてもあたたかくいいステージだった。Many Markはマイクを古いラジオだのスピーカーだのにマイク近づけてノイズな音ぶいぶい言わせたりと相変わらずのパフォーマンス。そしてKID KOALAの擦りっぷりは素晴らしかった。うまいスクラッチって間近で観るとホントあがります。

VINCENT GALLO+SEAN LENNONは予想通りセッティングに1時間ちょっとかかり押しまくり。会場はびっしり人が入っている。前の方には女性客が多く押し寄せていた。当然待たされた観客からの煽りを受ける。VINCENTは平然とゆったりセッティング。SEANが気を利かせて1曲ソロでギターを弾きながら歌い、その間、VINCENTがセッティングを終了してようやくライブが始まった。他のメンバーは元CIBO MATTOのYUKA HONDA。VINCENTのバンドメンバーって歌、ドラム、ギター、ベース、キーボードと殆どやれる人なんだけど、YUKAさんは元々キーボードだし、ドラムいまいち。あとSEANの声って初めて聴いたけどなんか変わった声。しゃべっているより、歌っている方がいい。女性率が高いとはいえ、ぎゅうぎゅう詰めの汗だくの環境にぐったりし、あえなく途中退場。音は嫌いではないんだけど、むしろ好きな方なんだけど…正直、知名度はなくても前メンバーのJOSH(BECKのツアーにも参加していた)達の方がよかったように思えるのだが。まあ、知名度はあまりないけど、腕はよいし若いし顔いいしと、いかにもVINCENTのタイプで彼とうまくやっていたように見えたけど。

PJ HEAVEY。1人でやるのは約12年振りだとか。小柄でかわいらしい姿とは対照的に力強い声。凄い人人人で観えなかったけど、ライブは声だけ聴ければいいやと思えるほどの素晴らしさ。
最後に「久々に一人でのステージは怖かったけど、暖かく迎えてくれてありがとう。」というようなことを言ってた。ますますファンになってしまった。

SUSIDEは、え?こんなんだったのって思う程のベタさ加減。それはそれでいいんだけど。 …ちょっと濃かった。

あと、「BROWN BUNNY」が上映されていたけど、満員で入れず。初めての入場制限が映画だったとは…。

DJ ELLEN ALLEN彼女はいつみてもおしゃれ。スカートがとてもかわいかった。 音はだんだんと低いところから徐々にあがっていく感じがよかった。今回のATPで唯一踊れるDJ。私は詳しくは判らないが、セッティングも明らかにDJ向きではなかったし、モニターが下にあったようでちょっとプレイしにくそうだった。

しかし。今回のATPは女性アーティストが目立つように思えるのは気のせいだろうか。今までとは明らかに違うのは明白だが、これがこのイベント独特のアーティストがキュレーターを務める故の面白さかも知れない。